映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』

先週、 TOHOシネマズ 六本木ヒルズのレイトショーに行ってきました。

見た作品は、カットなし長回し撮影で話題の「バードマン」。感想をかいてみます。

Birdman!

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真っ暗な館内でバードマンと記念撮影。

アクションかと思ったら、ヒューマンドラマ

かつてバードマン役で有名になった俳優が、ブロードウェイ俳優として再起をかける!というストーリー。

事前情報ほぼなしで観て、バードマンというタイトルから「バットマンみたいなアクション映画なのかな??」と思って見たのですが、実際はヒューマンドラマでした。

カットなし撮影が、効果的な空気感をつくってたし、登場人物を追いかけ回すような撮り方になっています。登場人物の感情に迫る感じで面白かったです。

現実なのか芝居なのか?リアルが混ざってくる

冒頭から「舞台を、いかに現実らしくするか」ということが話題にあがります。

主人公は役者さんなんですけど、現実世界と、芝居中の世界と、バードマンの世界を行ったり来たりするんですよね。ここでも1カットの撮影方法が活きていて、観客はどの世界も同じ時間に感じられて、主人公と一緒に、それぞれの世界がごちゃまぜになってゆきます。鑑賞中も「あれ、いま夢?」って混乱する場面が多々。終わったあとは絶対誰かと喋りたくなっちゃうことうけあい。

そして主役の元バードマン役のマイケル・キートンさんは、実際にバットマンを演じて有名になった俳優さんなのだそう。「かつてラッキーで大役をゲットして、そのあとはパッとしなくて….」っていう自虐的な設定のセルフパロディなんですね!ものすごくリアリティがある。

私はマイケル版のバットマンは見たこと無いのですが、もし観ていたら、若きバットマン像と比べたり、現在のマイケルさんに思いを馳せながら観ちゃいそうです。主な視聴者層と思われるアメリカの成人のみなさんのほとんどは、マイケルさんのバットマンシリーズを観ているでしょうから、すごく面白かったはず。

バードマンがんばれ!って思わず応援したくなる

若手にオイシイところを持って行かれちゃう、娘や奥さんとうまくいってない、ショービズ界が超キビシイ、などなど、何をやってもうまくいかないことの連続。バードマンがんばれ!って思わず応援したくなっちゃいます。

私はどちらかというと、元気になれる映画でした!でもここは分かれそう。
見終わったあとは、いろんな解釈ができそうなので1人で見るとモヤモヤしちゃうかも。映画好きな友だちと鑑賞て、終わったあとであれこれ話すというのがいい楽しみ方な気がします。

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情報源: 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』公式サイト

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