先日、オープンソース Cafe で店番していたら、カンボジアに3ヶ月くらいいて、幼稚園を作ってたのってぃさんという方がやってきました。
幼稚園という文化はカンボジアには無い(たぶん)ので、すぐにかでぐりさんのイキイキ幼稚園だとわかりました。カンボジアの学校建設について、いろいろ考えていたことを思い出したのでブログに書いてみることにしました。
のってぃさんは Jimdo でサイトを作っていて、かっこいい書道作品が掲載されてます!要チェックです!のってぃさんまた OSS カフェきてね!
【たまたま入ったカフェで・・・・・】僕「去年カンボジアで幼稚園作ってたんです」mayoさん『あ、もしや、イキイキ幼稚園ですか?』 ということで、前から来たかった「下北沢オープンソースカフェ」に来たら、イキイキ幼稚園やかでぐりさん、め…
野中 秀憲さんの投稿 2015年7月27日
旅人みんながハマる学校建設
かでぐりさんとは、新婚旅行中にカンボジアに滞在して、イキイキスクール(IKIIKI SCHOOL)と名付けられた小学校づくりにお金出すだけじゃなくて、安宿で出会った日本人を大勢現地へ誘って連れて行って、一緒に土木工事をしていた夫婦で、旅人の口コミネットワークでは非常に有名なはず。
この勢いはイキイキスクールにとどまらず、建設に参加した旅行者が、さらに別の村の小学校建設をはじめたりして、一時期、日本人宿にいけばどこかしら学校づくりに行けるような、定番アクティビティみたいになってたと思います。
こちらは、IKIIKI参加者の方のなかから始まった、スロラニュ小学校の建設を見学させてもらったときの写真。
学校をつくる意義
面白いなあと思うのは、ボランティアってふつう元からすごくボランティアに興味があって、志がやる方がやる場合が多いと思うんですけど、この学校建設の人たちは違う。ごくふつうの旅人が、はじめは観光のアクティビティのつもりで村に行ってみたら、村の魅力に取りつかれてしまって、例えばそのまま3ヶ月滞在しちゃったという人がいっぱい。それまでボランティアなんて全然興味がなかった人がほとんどなので、他のボランティア団体特有の堅苦しい空気がここにはない。多様性という意味で面白い。
この人達にとって、もし学校建設に参加しなかったら、カンボジアはただの世界一周の通過地のひとつに過ぎなかったと思います。第二の故郷みたいになってしまって、カンボジアのこといつまでも考えてる。
さらに、みんながとても真面目にやっていて、やればやるほど村の現実と向き合っていかないといけなかったり。村人との信頼関係がすごく厚かったし、子どもたちとは本当の親子みたいになってる。これは、実際の現場に行ってみないとわからないと思います。学校が完成して、もうこの村に来ない、というシーンでは、涙なしには見てられませんでした。
学校建設というと、ソフトの課題(先生が足りない、親が通学に理解がないetc)が沢山あるから、ハードを作ってもしょうがないという批判がたくさんあるし、日本人の自己満足といいたい人もいるでしょう。それでも、これはこれで、将来どんなふうに影響がでているかすごく楽しみな取り組みというか。10年後、20年後、村の子どもたちと、日本人のみなさん、そして村が、どうなってるかとても関心があります。実際に日本人の方は、すでに他のカンボジアに関連した活動につながったりしている人もいるみたいです。
できあがった学校で歌を教えるゆうちゃん先生。
子どもたちとものすごく相思相愛だった、けーちゃん。学校の開校式でこどもたちに水たまりに落とされてついつい反撃。
ちなみに、水たまりにはバイキンがいて、衛生的に子どもは入ったらいけないと、どこかのNGOか何かから指導がされているそうで、本当は入ったらだめよ!けーちゃんは大人に怒られました。
開校式。
https://www.facebook.com/mayukojpn/videos/3920465653988/
とにかくみんな、いい人
のってぃさん、すごくいい人でした。日本であまり出会わない空気感。
私は環境に染まりやすいので、日本に染まりすぎずに、カンボジアのみんなを忘れずきれいな心でいようと思いました….。
参加するにはおすすめです、学校建設
学校づくりに関わってた人、みんな本当にすごくいい人だったし、参加する中で成長しているみたいな人もいました。もしみなさんの身近で、日本でくすぶってる人がいたら、学校建設に参加することを薦めてみてはいかがでしょう。また誰か、建設はじめるかもしれないですから。かでぐりさんに聞けばきっとあると思います。