Facebook コミュニティの削除のしかた

知る人ぞ知る Facebook の謎仕様のひとつに、Facebookグループには「グループを削除する」というボタンが無い、というのがあります。メンバーがゼロ人にならないと、グループが閉鎖できないしくみになっているのです。

今回、メンバーの自動消去を行う機会があったので、やり方を記しておきます。

もともとの Facebook グループの機能はすごく消しづらくしてある

Facebook グループに、自分以外のひとりでも残っていると、グループをクローズすることはできません。

しかも、グループのメンバーを一括削除できるようなボタン・チェックボックスは一切用意されておらず、以下の図のようにひとりひとりの歯車アイコンから、手動で削除してゆくしかありません。

自分が管理人となっている Facebook グループでメンバー一覧をみると、このような歯車アイコンがあり、ここをクリックすると削除できるようになっています。

JavaScript で操作を自動化する方法

メンバーが20人くらいだったら、手動で消していけばいいですが、100人以上いるようなグループだったら、メンバーを一人ひとり消すのは気が遠くなる作業ですよね？

そこで、JavaScript をブラウザで動かすことで自動化する方法がネットにあがっていたので今回はこちらを利用しました。

このスクリプトですが、当時よりFacebookページのDOM構造が変わってるみたいなので修正が必要でした。私が修正したバージョンをアップしておきます。が、動作は保証しません！利用は自己責任でお願いします！

なお、オリジナルの JavaScript は「プログラマーじゃなくても使えるよ」というコメンとともに出回ってるみたいですが、個人的には JavaScript が理解できる人に依頼して使ったほうが安全だと思います。

使い方

1. JavaScript を下ごしらえします。先ほどの Javascript ソースのページに行き、コピーして、5行目を書き換えてください。ここでは、自分の Facebook ID を指定することで、自分が自動消去されないように設定します。自分自身を消してしまうと、その時点で何もかもストップしてしまいますので必ず設定してください。
   自分の Facebook ID を調べる方法はいろいろありますが、findmyfbid.com というサイトがすごく便利でした。
   自分以外にも消したくない人がいたら、カンマで区切って複数除外できます。例えば、自分がつくった Facebook ページではない場合、グループ創始者は自分自身が退会しないかぎり消せないので、その人のIDも追加しないといけません。
2. Javascript の準備ができたら、消したい Facebook グループのメンバー一覧ページに行きます。（ディスカッションページとかで動かしても動かないので注意）（メンバーを全員読み込んでおく必要はありません、むしろ重くなって動かないです）

3. お使いのブラウザの開発者ツールを起動します。意味がわからない人は Google で検索してください。Mac の Chrome のひとは上のメニューの「表示」＞「開発/管理」＞「JavaScript コンソール」

4. すると、コンソールと呼ばれる、なんだかプログラミングが書けそうな白いメモ帳てきなものが現れます。こちらに、さきほど下ごしらえした JavaScript を貼り付けて、Enter! 思い切り良く！もう一度いいますが自己責任ですからね！
5. すると、あなたが何もしなくても、以下の操作が自動で、繰り返し行われます。1人消すのに1秒半〜2秒くらいかかります。
   1. 歯車アイコンをクリック
   2. 「グループから外す」を選択
   3. 「本当に削除していいですか？」に「はい」を選択
6. 途中、動きがおかしくなるかもしれません。「削除していいですか？」＞「はい」が正しくクリックされてるか、目視で確認して下さい。「はい」ボタンが半透明になってなければ、動いてないってことみたいです。再起動すればだいじょうぶです。
   ほかにも動きが変だと思ったら、コマンド＋Rで再読み込みして、もういちど JavaScript を動かし直し、を繰り返しました。ちゃんと人数が減ってるか別端末で確認しながらやるのがおすすめです。私はスマホから人数チェックしながらやりました。減ってなければ再起動します。
7. 何度か JavaScript まわして自分以外が消えたら終わりです。

だがしかし！この時点で、管理画面から削除できないメンバーが4人残ってました。結論から言うと Facebook のバグだとおもいます。

この4人を消した方法は、次回の記事にまとめます。